EDを招く原因には、血管を傷つけたり、男性ホルモンが低下したりといったことが要因の一つとして考えられます。また、精子の数が減ったり、運動率が低下するのも、男としては見過ごせない問題です。
とはいえ、普段の生活で、今行っていることが下半身に悪いかどうか考えることはあまりないと思います。
今まで習慣として行ってきた行動が、知らず知らずのうちに精子に悪影響を与えていたり、男性ホルモンの低下を招いているかもしれないんですね。
このまま放っておくと、性欲や精力の減退、EDがどんどん進行してしまうかもしれません。
逆をいえば、毎日の習慣に気をつけることで、男性機能の後退やEDの進行を食い止めることができる可能性があるんですね。
あなたの普段の行動に問題はないかどうか、一度チェックしてみましょう。
喫煙
愛煙家にとっては「またか」という印象があるかもしれませんが、タバコはED、精力維持にとっても悪影響が大きいので、今すぐにでもやめた方がいいです。肺がんだけでなく、膀胱がんを引き起こすリスクも高まるといわれています。
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮するということは血液の流れが悪くなります。ペニスは血管の塊ともいえる器官ですので、勃起もしにくくなってしまうんですね。
その他にも、タバコに含まれる有害物質が血管を傷つけて血流を悪化させます。また、活性酸素が細胞にもダメージを与えます。本当に百害あって一利なしですよね。
ヘビースモーカーのED患者を1ヶ月禁煙させたところ、大きく改善したという研究結果もあります。
さらには、タバコを吸うことによって、精子の数が減り、精子の働きが弱まり、精子が傷つくという負のスパイラルに陥ります。これから子供を考えている場合は看過できない問題ですね。
喫煙している場合は、今すぐにやめるようにしましょう。
長時間自転車に乗る
ちょっとしたお出かけにも便利な自転車ですが、長時間乗るのは避けた方がいいでしょう。
これは、サドルが会陰部を強く圧迫することで、血流が悪くなったり神経に悪影響を及ぼすためといわれています。
会陰(えいん)部とは、肛門から陰嚢(いんのう)の辺りの部分を指します。
10分、20分程度であれば問題ないのですが、例えば通勤で往復1時間以上自転車に乗る、週末のサイクリングが趣味というような場合は、少し考えた方がいいかもしれません。
自転車に乗る時は座りっぱなしではなく、時々サドルから腰を浮かせるようにしましょう。
また、衝撃を吸収するサドルや、会陰部が当たる部分に溝が入ったサドルもあったりするので、そういったものを活用するのもいいと思います。
ボクサーパンツやブリーフを履く
睾丸がぶら下がっている理由
突然ですが、なぜタマタマ(睾丸)はぶら下がっていると思いますか?
男性だったら、一度は睾丸をどこかにぶつけて声にならない痛みを経験することってありますよね・・・
ぶらぶらしていなければ、こんな痛みを経験することもないのに・・・と考えたことがあるかもしれません。
睾丸がブラブラしている理由は、体温よりも低く保つためです。
精巣の温度は33度くらいに保たれていて、これくらの温度が精子にはちょうどいいんですね。
もしも精巣が体内にあると、人の体温は36度~37度くらいなので、熱に弱い精子は生きていくことができません。わざわざ体外にぶら下がっているのは、このためなんですね。
トランクスが精子にはやさしい
前置きが長くなりましたが、ボクサーパンツやブリーフを愛用していると、どうしても熱がこもりやすくなります。精子は熱に弱いので、この環境はあまり良くないんですね。
その点、トランクスは風通しがいいので、熱がこもりにくいです。精子にとっては良好な環境なんですね。
アメリカの研究では、トランクスとブリーフやビキニを履く男性の精子の数や濃度を調査したところ、トランクス派の男性が高かったという調査結果も出ています。
≪参照≫精子に良いのはブリーフよりもトランクス? | CareNet
男性は、ボクサー派、トランクス派で好みが分かれると思いますが、毎日ボクサーパンツを履いてるよという場合は、たまにはトランクスを履いて、精子に優しい環境を整えてあげることをおすすめします。
サウナが大好き
高温のサウナに注意
精子は熱に弱いという話をしましたが、同様の理由でサウナを頻繁に利用するという場合は注意が必要です。
施設によりサウナの温度は異なってきますが、50度くらいから、高いところだと90度、100度くらいのところもあります。
裸の状態でこれだけの高温に精子がさらされることを考えると、その影響たるやという感じです。精子への悪影響を考えると、サウナの利用はほどほどにした方がいいでしょう。
同じように熱いお風呂に長時間浸かるのも考えもの。睾丸にダイレクトに熱が伝わるので、疲れた体を癒す極上のお風呂も精子にとっては悶絶ものです。
長時間浸かりすぎないように気をつけたいですね。
陰嚢を意図的に冷やすのは?
昔から伝わっている精力アップ法に金冷法というものがあります。
お風呂上がりなどに、陰嚢にお湯と水を交互にかけて鍛えるというものです。もしかすると、やったことがあるという人もいるかもしれませんね。
医学的には、金冷法の効果については定かでないといわれています。ただ、精巣を冷やすことは精子にとってはいいことなんですね。
前述のように、精子にとって適度な温度は33度くらいとされています。水で冷やすことで精子の動きが活発化するので、冷やすことは悪いことではありません。
陰嚢を冷やすことで精子の運動率が高まり、その結果、性欲がアップするということはあるかもしれませんね。
マラソンが大好き
運動は健康的なのはもちろん、男性ホルモンを活性化させるにも有効です。
ですので、運動はどんどんやるべきなのですが、何事もやり過ぎは良くありません。
特にマラソンは、体に負担のかかるとても激しい運動です。フルマラソンの大会に参加するのが楽しみという人もいると思いますが、参加ペースには気を配った方がいいかもしれません。
マラソンのように激しい運動をすると、男性ホルモンの数値がガクッと下がります。その回復には時間がかかるため、ハイペースで大会に参加するのは考えものなんですね。
また、過度の運動で体内の活性酸素が急激に増えると、奇形の精子が増えることも判明しています。
2~3ヶ月に1度のペースで大会に出ると、男性ホルモンの低下に悩まされるかもしれません。できれば、これよりもゆるやかなペースで参加することをおすすめします。
趣味でジョギングを楽しんでいるという場合も走りすぎは禁物。1日辺り5km、1ヶ月辺り150kmを超えないよう調整してみましょう。
コーヒーの飲み過ぎ
コーヒーが大好きという男性は多いと思います。
朝の眠気覚ましに一杯、仕事中に一杯、残業中に一杯、というように、1日に何杯も飲むケースは多いですよね。今はおいしい缶コーヒーが各社から発売されているので、つい手が伸びてしまいます。
この時に注意したいのが砂糖が入った缶コーヒーです。
缶コーヒーに含まれる大量の砂糖を摂取すると、血糖値が急激に上がるため、体内では血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。これが男性ホルモンの低下を招いてしまうんですね。
同様にスクラロース、アセルスファムKなどの人工甘味料も男性ホルモンには良くありません。微糖だから安心というわけではないんですね。
糖分の取りすぎは糖尿病にもつながってしまいます。健康のためにも、下半身のためにも、コーヒーを飲む場合はブラック無糖がおすすめです。
ビールの飲み過ぎ
適量を守ろう
ビールが好きな人にとっては、仕事終わりの一杯は格別なものがありますよね。この瞬間のために頑張っている!という人も多いと思います。
適度なアルコールはプラスになりますが、やはり飲み過ぎは良くありません。
特にビールに含まれるホップには、フィストロゲンという女性ホルモンに似た物質が含まれていて、これが男性ホルモンにとってはあまり良くないんですね。ビールの飲み過ぎで体が冷えるのも、男性ホルモンの低下につながります。
適量であれば問題ないですが、飲み過ぎには注意しましょう。
赤ワインがおすすめ
アルコール好きなら、赤ワインがおすすめです。
赤ワインにはレスベラトロールというポリフェノールが含まれています。長寿遺伝子を活性化してくれるとして、メディアでも話題になった成分ですね。
強力な抗酸化作用があるので、精巣を活性酸素から守ったり、下半身の血管のダメージも防いでくれると考えられています。
また、男性ホルモンの働きを強めるのではないかともいわれているので、アルコール好きなら積極的に飲みたいですね。もちろん、いくら体にいいからといっても飲み過ぎはNGですよ。
膝にノートパソコンを乗せる
常にノートパソコンを持ち歩いているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
その際に、気をつけたいのが膝乗せです。膝の上にノートパソコンを置いて使っていませんか?
パソコンは触るとわかるように相当な熱を持っています。膝の上とはいえそこから陰部に対して熱が伝わり、精子にダメージを与えることが考えられるんですね。
やはり、熱に弱い精子にとってはいい環境とはいえません。ノートパソコンは、机の上に置いて使うようにしましょう。
また、ノートパソコンをはじめ、スマホやタブレットなどの電磁波が精子に悪影響を及ぼすという話もあります。
そのため、なるべく陰部からは離して使うよう心がける他、スマホやガラケーは、ズボンの前ポケットには入れない方が賢明といえそうです。
子育てを頑張りすぎる
結婚して子供がいる場合の話になりますが、積極的に子育てに参加する育メンがもてはやされていますね。
親が子供を育てるという観点から見れば、母親任せにせず父親も育児に参加するのは当たり前のことといえます。
ただ、一方で、男らしさという観点では喜べそうにないのが実情です。
フィリピンにおける調査で、子育てに1日3時間以上関わる男性のテストステロンの数値を、子育てに参加しない男性と比較してみたところ、大幅に数値が低下していたという結果が出ました。
また、別の研究では、赤ちゃんの泣き声を聞くと、テストステロンの数値が下がるという結果も出ています。
男性ホルモンのテストステロンは、精力維持に欠かせない非常に重要なホルモンです。子育てを頑張ったら性欲が低下した、EDになったというのでは泣くに泣けませんね。
こうならないためにも、夫婦2人だけの時間を持つように努力することは大切です。
子育て期間中は、どうしても夫婦の時間を持てなくなりがち。大切な我が子を育てている現状では難しいかもしれませんが、親に子供を預けて2人の時間を楽しむ、などの工夫が必要かもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
意外なことが下半身にとって良くないということがあったかもしれませんね。
精子や精力に悪影響のあることを行ってしまっても、体は警告を発してくれるわけではないので、自分自身で気をつけていくしかありません。特に喫煙の影響は大きいので、タバコを吸っている場合は本気で禁煙を検討することをおすすめします。
あてはまることが全くなかったという場合でも、今後も行わないように参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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