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男にとって、精液は我が分身とも呼べるような存在ですよね。

10代の思春期から付き合いがある精液ですが、若い頃に疑問に思ったことがあったけどそのままにしていたり、最近になって気になる症状が出てきたということがあるかもしれません。

でも、下半身の悩みは、なかなか人に訊けるものでもありませんよね。

そこで、精液や射精に関する疑問や悩みをQ&A形式でまとめてみました。
悩み解決に役立てたり、精液に関する雑学を身につけていただけたら幸いです。

精液・射精に関するQ&A 6選

精液って何でできてるの?
精液はいったいどんな成分でできているのでしょうか?

まず、精液のうち、約5%~10%くらいは乳白色の前立腺液です。膀胱の下にある前立腺から分泌されます。

残りの約90%くらいは精のう液になります。前立腺の後ろにある精のうで分泌されます。透明から少し黄色っぽい色をしています。

もちろん精液の中には、精巣で作られた精子も含まれています。

精液の成分は、アスコルビン酸、プロスタグランジン、クエン酸、ビタミンB12、亜鉛などが含まれています。とても栄養豊富で、命の塊という感じがしますね。

精液から変な匂いがするけど大丈夫?
精液からは独特の臭いがすることがありますよね。栗の花の匂いと例えられることが多いかもしれません。

これは、スペルミンという物質の匂いです。スペルミンは細胞の新陳代謝に使われるといわれています。

匂いが強くても問題はありません。それだけ新陳代謝が活発ということかもしれませんね。

我慢汁はなぜ出るの?
前述のように、精液の大半は前立腺液と精のう液ですが、少量含まれているのがカウパー氏腺液です。尿道球腺液ともいいます。

勃起が続き、もうそろそろという段階になると、じわりと透明な液体が染み出してきますが、これがいわゆる我慢汁ですね。

我慢汁はアルカリ性で、尿道に残っているおしっこを中和する働きがあります。精子が尿道を通る際に、おしっこの酸でやられないようにしているんですね。

また、セックスの際に、滑りを良くしたり、膣内の酸性度を和らげる働きも担っています。受精までの工程がスムーズにいくよう、意外にも重要な役割を任されているんですね。

ところで、若い頃は我慢汁がたくさん出ていたけど、最近はそうでもないということはありませんか?

カウパー氏腺液の分泌量は男性ホルモンにより左右されるので、中高年になって男性ホルモンが低下してくると、カウパー氏腺液の分泌量も減ってきてしまうんですね。

ちなみに、我慢汁には精子は含まれていないので、我慢汁だけで妊娠することはありません。

精液が黄色いけど問題ない?
精液は白いというのが通例ですが、体質によって黄色が強く出ることがあります。

精液のうち、前立腺液は白っぽく、精のう液は透明から少し黄色が入っています。精液に占める割合は精のう液の方が多いので、黄色く見えることがあるんですね。

通常問題はないので、あまり気にする必要はないと思います。

ただ、以前は白かったけど最近黄色くなったという場合は、前立腺炎などの病気の可能性もあるので、心配な場合は一度泌尿器科を受診した方がいいでしょう。

その他、精液にゼリー状のものが混じることがありますが、これは問題ありません。

精液に血が混じってる!病院に行った方がいい?
射精をして精液に血が混じっていたらビックリしますよね。

これは血精液症という症状で、精のうの毛細血管が切れて血が混じった、もしくは、前立腺、精管、精巣上体、精巣のどこかで出血があったものと考えられます。

出血自体は特に問題なく通常は自然と治りますが、もし時間が経過しても血が混じるようであれば、泌尿器科を受診した方がいいでしょう。

検査をしても異常が発見されないケースが多いです。ごくまれに悪性のものが見つかることもありますがレアケースです。

射精はした方がいい? しない方がいい?
中高年にもなると、若い頃に比べて射精回数も減ってきてしまいますよね。

なかなか若い頃のようにはいかないですが、射精は積極的にした方がいいのか、それとも控えた方がいいのか、気になることがあるかもしれません。

結論からいうと、射精は積極的にした方がいいです。

勃起をすることは陰茎の若さを保つことにつながりますが、精液を出すことは前立腺の若さを保つことにつながっていくんですね。

射精をすると前立腺の動脈の流れがとてもスムーズになり、血流が良くなります。使わなければどんどん錆びついてしまうので、陰茎と前立腺の健康維持のためにも勃起と射精は積極的に行うべきなんですね。

射精時には、前立腺が収縮と弛緩を繰り返しますが、この動きも前立腺が元気でいるために大切な運動だったりします。

前立腺を健康に保つことで、前立腺肥大症になるリスクも減らすことができるので良いことずくめです。

また、月21回以上射精すると、前立腺がんになりにくくなるという論文も発表されています。

正直なところEDに悩む中高年にとってこの回数は厳しいので、週2回の射精を目標にするといいと思います。週2回以上のセックスで、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の発生が抑えられるという論文があるんですね。

パートナーがいれば愛を育むのがベストですが、パートナーがいない場合もマスターベーションで全く問題ありません。

使わないと男性機能はどんどん衰え、性欲も減退していくので、週2回の射精を最低目標にして頑張っていきましょう。

まとめ

年を取ってくると、いろいろなところで衰えを感じてしまいますよね。

精液や射精に関しても、若い頃とは違うと感じることがあるかもしれません。このページのQ&Aが少しでも参考になれば嬉しいです。

今回、射精の頻度は週2回を最低目標にということでお伝えしました。
EDに悩む男性は射精の回数が多いとは思えないのでこのような数字になりましたが、もちろんそれ以上行っても問題ありません。可能であれば、月21回以上という数字にチャレンジしてみたいところですね。

ただ、体力を超えた射精は行わないようにしてください。

人それぞれ体力が異なるように、射精を行える回数にも違いがあります。

たとえば、会社の同僚から毎日射精しているという話を聞いて、「よし俺も頑張ろう」と張り切りすぎてしまうと、体調に異常をきたしてしまう恐れがあります。

実は、私自身、体力を超えた射精をしたためか、前立腺炎になってしまったことがあります・・・

使わないのも問題ですが、使いすぎるのもまた問題なんですね。

あなたはこんなことにならないよう、やり過ぎにも気をつけてくださいね。

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