40代くらいになってくると、気になってくる勃ちの悪さ。
「年齢も年齢だし、若い頃のようにはいかないか・・・」
と考えてしまいがちですが、放っておくのは危険かもしれません。
なぜなら、EDは心筋梗塞や脳卒中の前触れであるといわれているからです。
「えっ、そんなバカな!?」
と思われるかもしれませんね。
これからその理由について、解説していきたいと思います。少しばかりお付き合いいただければ幸いです。
EDの原因のひとつ、動脈硬化
EDになる原因として、血管が詰まる動脈硬化、神経系統の影響、テストステロンの減少が挙げられることを、別記事で解説しました。
≪関連≫EDの原因と対策※高血圧や運動不足がリスクファクターになる?
このページでは、血管が詰まる動脈硬化にスポットを当てたいと思います。
動脈の役割
そもそも動脈とは何を指すのでしょうか?
何となくわかっているけれど、よくわかっていないこともあるかもしれませんね。
心臓を起点として、心臓から体中に酸素や栄養を運ぶ血管が動脈といえます。弾性に富んでいて、勢いよく血液が流れています。
逆に二酸化炭素や老廃物を運んで心臓へ戻る血管が静脈となります。
さて、この動脈ですが、実はオギャーと生まれた瞬間から徐々に硬くなっていきます。意外に思われるかもしれませんが、これは老化現象なので仕方のないことなんですね。
加齢で血管が硬くなるのは避けることができない・・・
でも、生活習慣が原因による動脈硬化は防ぐことができます。
日々の生活をどのように過ごすかがとても大切になるわけですね。
血管のサイズと動脈硬化
動脈は体の至る所に存在しますが、部位によってその大きさは異なります。たとえば、
陰茎動脈 1~2mm
冠動脈 3~4mm
頸動脈 5~7mm
大腿動脈 6~8mm
というように、かなりの違いがあるんですね。
陰茎動脈は文字通りペニスの動脈、冠動脈は心臓、頸動脈は首、大腿動脈は太ももと考えてみてください。
ここで問題です。
正解は陰茎動脈です。
最も細い陰茎動脈が詰まりやすいのは、自然な現象ですよね。
つまり、EDが進行するということは、ペニスの動脈硬化が進行しているということになります(血管が原因の場合)。
ここで重要なのは、ペニスの動脈硬化が進んでいるということは、体全体の血管の動脈硬化も同じように進んでいるということです。
ペニスの動脈が最も細いため、症状がEDとなって現れやすいということなんですね。
症状が現れないだけで、その他の血管でも同様に動脈硬化が進行していると考えるべきでしょう。
参照:EDは大病のサイン 心筋梗塞患者の3分の2が発症とのデータも | AERA dot.
ED=心筋梗塞、脳卒中になる?
ペニスの動脈硬化を何もせずに放っておくと、はたしてどうなるでしょうか?
何も対処をしなければ、動脈硬化は着実に進行していくでしょう。そうすると、陰茎動脈の次に細い冠動脈に影響が出ることが考えられます。
つまりは心筋梗塞ですね。
EDは心筋梗塞の前触れであるという論文も発表されていて、EDを放っておくのは非常に危険であることがわかります。
冠動脈の次に詰まりやすいのは頸動脈です。首の血管が詰まると、脳に血液が行かなくなるため、脳卒中のリスクが上がります。
そして、大腿動脈が動脈硬化を起こすと、最悪足を切断することにもなりかねません。
このように、EDはこれから起こるかもしれない大きな病気の前兆ともいえるんですね。
EDになってしまうと「年だから仕方ない」と考えてしまいがちですが、心筋梗塞や脳卒中のリスクがあるかもしれないとなれば、そうはいっていられないですよね。
心筋梗塞や脳卒中を「年だから仕方ない」と考える人はいないと思います。
EDの症状は、体が発している黄色信号と捉えて、EDを招きやすい要因を取り除くことが大切になってきます。
ED薬で心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らせる?
バイアグラ、レビトラ、シアリスのED薬は、EDを改善することができます。
ということは、ED薬によって心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らせるのでしょうか?
結論をいうと、減らすことができます。
ED薬は、血管拡張作用のある一酸化窒素(NO)の働きを邪魔するPDE5という酵素をブロックする効果があります。一酸化窒素により、ペニスの血流がスムーズになるわけですね。
この一酸化窒素ですが、ペニスだけでなく、体の至る所に存在します。つまり、ED薬を服用することで、勃起障害を改善できるだけでなく、体全体の血流を良くすることができるわけですね。
一酸化窒素の働きが促進されれば、心筋梗塞や脳卒中のリスクも減らすことができます。
もちろん、ED薬には副作用もありますし、飲んではいけないケースもあります。
ただ、体にいいということは理解できるのではないでしょうか。
その他、ED薬の詳しいことについては、上記リンク先をご確認ください。
週2回のHで心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らせる?
アメリカの心臓病に関する論文では、週2回以上セックスをしていた人は、週1回以下の人と比べて、心血管疾患の発症が少なかったというデータが発表されています。
週2回以上のセックスで、心筋梗塞、心不全、脳卒中などの病気のリスクを減らせるというのは素晴らしいことですよね。
パートナーがいないという場合は、マスターベーション(オナニー)でもOKです。
とにかく勃起をして射精をするというプロセスをきちんと行うことが、健康にとっても大事だということですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
EDが心筋梗塞や脳卒中の前兆かもしれないというのは、いささかショッキングだったのではないでしょうか?
それでも、何の前触れもなく命に関わるような病気になるよりは、EDというサインを体が発していることは、逆にありがたいことだと思った方がいいかもしれません。
今後の過ごし方を変えることで、いい方向に向かうことができるわけですからね。
中高年になるとなかなか厳しい部分もありますが、生活習慣や食事を見直したり、サプリメントを活用したりするなどして、健康的な勃起と射精を行えるよう心がけていきましょう。
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